こんにちは。
もこもこです。
先日、京都へ行ってきました。
ありがたいことにそれほど暑くもなく、早朝に着いたので人も少なかったです。
今回は、南禅寺と東福寺の庭めぐりをゆっくりと堪能してきました。
南禅寺の庭園は、心の庭
最初に南禅寺に行きました。
丁寧に掃除された廊下を抜けると方丈庭園がありました。
白砂と石とわずかな木々だけの枯山水庭園です。
庭園の大半を白砂が占めていて、シンプルですっきりとした空間。
塀の外の景色も借景にして見たり、ただぼんやり見たり、心静かにずっと眺めていたい景色でした。
次に小方丈庭園がありました。
『心』の字形に石が点在している庭園です。
心の文字をたどりながら、自分を内省するのにぴったりな庭だなと思いました。
東福寺本坊庭園はシンプルモダン!
南禅寺の次は、紅葉で有名な東福寺へ初めて行きました。
以前から重森三玲の作った庭が見たかったのです。やっと行けてうれしかったです。
重森三玲が、こちらの庭を作るとき、東福寺から、寺にあった材料を捨てずに、再利用することを条件として提示されたそうです。
そのため、以前からあるものをリサイクルして作られた庭なのですが、そのような制約があったとは思えないほど、大胆であり、なおかつ細部まで作りこまれた素敵な庭ばかりでした。
大方丈の東西南北それぞれに庭があり、北斗七星や市松模様など模していて、各々の個性がありながらも、全体としてもまとまりのあるシンプルでモダンな庭でした。
この時期は人が少ないので、好きな場所で好きなだけお気に入りの庭が眺められます。
また、車でアクセスしても、境内に無料で停められました。
秋の紅葉の時期が、有名で、大混雑の東福寺ですが、夏は、緑豊かで、静かで、この時期もおススメです。
シンプルは心地よい
お寺や神社は、修行の場であり、神聖な場であるから、余分なものはなくて、掃除も行き届いてきれいです。
二つのお寺の庭を見学して、改めて、無駄のないシンプルな空間は心地よいなあと感じました。
心も体も思考もスッキリと爽やかになりました。
そして、毎日いかに雑多なモノの中で生活しているかよくわかりました。
自分の家もある意味、修行や神聖な場であるのだから、もっとシンプルで、美しいほうが良いなと思いました。
まずは掃除が楽にできて、美しさをずっとキープできるように、さらに断捨離が必要です。
お庭めぐりをして、また気合が入りました。